食品機械に使用出来る潤滑油やグリースはありますか?(後編)

KANA (かな) が 取り扱う 食品機械用油  を紹介する ” 後編 ”  じゃな。Kana博士0001 - コピー

 

前編 を見ていない人は、まず 前回  を見てからの方が楽しめるぞ。

それでは続きの紹介をしていこう。前回 は NSF ( 国際衛生科学財団 ) の 「H1」認証を受けた 食品機械用グリース を紹介したが、今回は 「3H」 認証商品 をご案内しよう。

NSF が 公開している ガイドライン を要約すると、規格の違いはこうなっておる。

規格 食品への直接接触 説明
H1 × 意図せず食品に触れるような事があっても人の健康を脅かすリスクを低減できるが、接触自体は×
3H グリルやフライパンの上で焦げ付きを防ぐために使用される植物油等。直接食品に接触する目的で使用可能

 

今回紹介する3商品は、全て食品に触れても大丈夫な「3H」認証商品たちじゃ。

バイオアドニール バイオアドニールスプレー ハイセパール
 baoil500  baoil480  550ml_ハイセパール
500ml 480ml 550ml

食品ラインの製造工程では鉄板との間の付着 ・ 焦げ付き など を防ぐ目的の油を 食品離型油(しょくひんりけいゆ) というが、3商品とも直接食品に触れることが認められておる。

バイオアドニール baoil500 と バイオアドニールスプレー baoil480 は中身が同じで、容器の種類が違っておるだけじゃ。

当初 バイオアドニールスプレー が 開発されたのじゃが、お客様から 「 スプレー(噴射)タイプではなく、特定の場所へ点滴できるタイプはないか 」 と要望を受け、そのアドバイスのもと 後日 製造されたのが バイオアドニール じゃ。

用途に応じて選んでいただければ良いので、手差しを希望する場合はバイオアドニール、スプレー噴射を希望する場面では バイオアドニールスプレーを選択していただければ良いぞ。

ハイセパール 550ml_ハイセパール  は  3商品の中で一番容量が多い 550ml タイプじゃ。

食品の風味や外観を損なう心配のない無味無臭で、食用植物油を食品専用工場で充填(じゅうてん)しておるので、機械油というよりスーパーで販売されている調理用油のようなものじゃな。

調理用といえば、3商品とも直接商品に触れることを許された「3H」認証を受けているので、賞味期限を有しており容器に記載しておる。こういった点も食品機械専用の違いじゃな。

 

ステンレス製品の機械でも、金属と金属が合わされば摩耗や劣化が生じるので 長く・安全に使用する事を考えれば 潤滑油 で保全するのが必須じゃ。 その保全場所が食品機械であれば、使用する油も 食品機械専用 を使用する事が必要になってくる。

 

片山チエンが取り扱う 食品機械に使用可能な潤滑油・グリースのこと、少しはわかった KANA (かな)

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