チェーンのRPとCPの違いって何ですか?

ローラチェーンのカタログに記載されている ”RP(アールピー)” という言葉と ”CP(シーピー)”

という言葉の違いについての質問じゃな。     Kana博士0001 - コピー (3)

(カタログ)rpcp

“RP(アールピー)” は リベット形ピン の事で、”CP(シーピー)” は コッター形ピン の事じゃ。

RP : リベットピン 画像 CP : コッター形ピン 画像
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写真を見ての通り、形状が大きく違うな。

(RP画像)rp

“RP(アールピー)” の場合、ピンの頭部分を機械で つぶす=かしめる 事で ピン を

抜けなくしておる商品じゃ。

(CP画像)cp

次に “CP(シーピー)” は ピンの頭部に穴をあけ、ワリピンを差し込むことでピンを

抜けなくしておるぞ。

RPはピンの頭部がかしまっている(つぶされている)ので、人の手ではピンを抜くことが

出来ずチェーンを切断するには工具が必要じゃ。

CPはピンの頭部に差し込まれたワリピンで止まっているので、ワリピンさえ抜いてしまえば

RPタイプと比べ比較的楽にピンを抜き、チェーンを切断する事が出来るぞ。

 

この話だけ聞くと現場ではチェーンを切断する事が多いのでCP仕様の方が使い勝手が

良いように感じてしまうが、寸法の小さなチェーンはピンの頭部に穴をあけることが

出来ないので、製造上RP仕様だけとなっておる。 逆に寸法の大きなチェーンはピンの頭部

を機械でつぶす=かしめる事が難しく、また かしめられたとしても 寸法が大きい分

現場で切断する事が容易なことではなくなる。

 

そんな一長一短があり、チェーンの大きさにより ”RP(アールピー)” と “CP(シーピー)” タイプが

混在しておるのじゃ。

チェーンのRPとCPの違い、わかったKANA(かな)Kana博士0001 - コピー (2)